<第3回> 会社辞めさせて頂きました。①

仕事

こんにちは!大学を卒業して早20年。気づけば40代ですよ。そして、この時期に転職を決意しました。周りから、色んな意味でチャレンジャーだね~っと言われたけどね(^_^;)

今回は主観的な話になると思うけど、同じ境遇の人や同じ中年世代には為になる話かもしれないので備忘録的な感じで残しておきます。

どんな会社に勤めていたのか

大枠で言えば自動車産業のカテゴリーに入るのかな。中でも整備を行っている部門を顧客として営業をしていました。

ハンドル・ブレーキ・アクセルなどザックリ言えばこの3点が付いている乗り物全てが対象なので、小・大型自動車ディーラーや防衛相(自衛隊)や重機メーカーなど様々分野の顧客を担当していました。

業界の主役は、それら車両となる訳ですが担当した整備部門はそれら主役を支える裏方となる訳です。

で、その裏方を支えるのが僕らの役目だったので裏方の更に裏方?(笑)という立ち位置になるのかな。

この業界10年務めて一人前と言われる業界でして丸16年務めたので、まぁ頑張った方かと…(^_^;)

なぜ辞めようと思ったか。辞める人が共通して思う事。

在籍していた会社は、毎月2~4名はコンスタントに辞めていく会社でした。

この状態が16年間ほぼ変わらず…

多い少ないを語る尺度も様々だと思いますが、300~400人規模のいわゆる中小企業で毎月2~4人の退職者を出してしまう状況って結構ヤバい事だと思います。

退職理由も皆様々でしたが、リクルートの調査によると

1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった
2位:労働時間・環境が不満だった
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった
4位:給与が低かった
5位:仕事内容が面白くなかった

引用:転職理由と退職理由の本音ランキングBest10 – リクナビNext

見て分かる様に「給料」よりも「人間関係」や「職場環境」が上位にあります。

僕が転職を決意した理由も、「人間関係」や「仕事内容」だったと思います。

転職を考える時に誰しもが脳裏に浮かぶフレーズが

「もう少し頑張れば会社も職場環境も変わるかもしれない」…ではないでしょうか。

この「変わる」って何を指すか人それぞれだと思うけど、皆その会社でやりたい事・実現したい事があって入社した訳で。

そして、仕事における達成感や充実感を追い求めたり、その対価としての給料で余暇を楽しんだりと、そういったライフプランを考えたりする訳で。

僕らは大人なので組織というルールが決められた中で自分が活動しやすくなる様に日々試行錯誤をしているんだよね。けど、自分の力じゃどうにもならなくなった時に、「転職」を考えたり「本当にこのままで大丈夫なのか?」みたいな将来を考えたり今の立ち位置に迷いが生じるんだと思う。

僕の経験からして、「このままここに居ても何も変わらい」「これから先もコノ生活を続けていくのは…」と言い残して離職していく仲間が多い会社は、本当にこの先も何も変わらないと思います。

実際、一足先に次のステージに旅立った諸先輩方、同僚、後輩、が一言「この会社変わらないよ」と言い残して旅立ちましたが仲間達の決断は正しく、結局最後まで何も変わりませんでしたね(-_-;)

僕自身、「もう少し我慢すれば何か仕組みが変わるかも」と根拠の無い期待だけで在職し続け、気が付けば転職適齢期を過ぎてしまうという(;’∀’)

否定的な言葉を残して離職していく仲間の言葉と根拠の無い期待だけを持ち続ける自分を天秤にかけるなら、今なら迷わず去って行った仲間たちの言葉を信じろ!!と言ってやりたい(笑)

辞めた会社はどんな会社だった?

会社という組織に属している以上、大なり小なりの不満は何処の企業でも有ると思います。

ブラックだ~!ホワイトだ~!なんて会社を客観的に評価される今の時代。

どんな会社がブラックなのか?

離職率が高い会社に16年在籍していた目線で見るヤバい会社を以下に纏めてみました。

・転職口コミサイトなどに会社の事がボロクソに書かれている

・毎月コンスタントに2~4名は辞めていく

・現場で利益を生み出す人数より本社・関節部門など利益を生み出さない人数が多い

・経営陣に報告する為の報告が多い。役員会議の為の会議が多い。

・「みんなで良い会社にしよう」など社内改革を社員に丸投げ感が強い

・21時22時退勤が普通。とにかく長時間労働が慢性化している

・退館処理は19時まで厳守と訳の分からんルールを決めて後はサービス残業

・そもそも残業とは定時以降に休憩挟んでそこから残業扱いになるという基本概念が無い

・残業は理由を添えて申請というルールがある割には後々まで残業申請した事実をグチグチ言う

・休日出勤が多い割に、手当が付かない(年休で100日切っていました)

・接待や物品購入など顧客との付き合いを推奨する割には、経費で落とせない(自腹)

・叱ると怒るの違いを分かっていない社員が多い(好き嫌いの私情を挟む)

・休みに関係なく、社内メールや携帯着信が普通にある

・管理者でもないのに「私がルールブックよ」的なお局様が居る(笑)

・事務所で出たゴミは産廃業者に出すのではなく、ゴミ焼却場に持ち込んだり、家に持ち帰ったり、果てはコンビニに捨てにいく有様。とにかくコストカットが酷い…

・正論っぽい暴論をかざす上司がいる

・基本精神が「臭い物に蓋をする」。長時間労働は各人の能力が低い。自社製品が不具合を起こせば使い方が悪い。とにかく何事にも「臭い物に蓋をする」

・同僚間での愚痴で「ウチはまだ緩い方だ」と自己納得的なセリフが多い

・特に手当面で、社長ではなく支店長など管理職のさじ加減で残業だとか休日出勤の手当てがコントロールされてしまう(だから支店によって手当の付き方が違う)。所謂、忖度が酷い…

こんな感じでしょうか。ブラックですね~(笑)

実は、コレ僕が以前在籍していた会社です。(-_-;)

「今どき普通でしょ」とか「ウチも同じだよ」と思っているアナタ!完全に麻痺してますよ!(笑)  

その環境に慣れるとブラックな環境でもオフホワイトと誤認してしまうのが人間の性ってヤツですよ…

ブラックと言い切る基準って人それぞれだと思うけど、僕的には「社員のプライベートを切り売りして成りたっている企業。そしてそれに対する対価がない企業」つまり、「社員に利益を還元しない企業」これこそがブラック企業と言って良いのではないかなぁと思います。

僕自身、転職しよう!と決意して3年もかかってしまいましたが、結局この3年間で社内環境ってのは何一つ変わりませんでした。意味の無い時間だった…とは思いたくありませんが…

この先、在籍していても変わらない会社とは?

上に色々とズラズラ書きましたが、今時の会社だと1つや2つは当てはまるでしょう。

もしかしたら、更に強者の会社もあったりして(^_^;)

当時在籍していた会社の状況を基に、転職を考えた方が良い条件を以下に纏めてみました

その前に…。

僕らも子供じゃないので、与えられたミッションがスムーズに運ぶように日々仕事の効率化ってヤツを試行錯誤していますよね?してますよね??

けど、個人で行う効率化って限界がある事に薄々気が付いていませんか?

結局、いくら個人で効率良く動いても、周りも同調して効率良く動いてくれないと微々たる効果でしかないんですよね。

むしろ、虚しさだけが蓄積していくという(-_-;)

周りも同調するには例えば、人を増やす・適材適所に人を移動する・仕事を分散化する・無駄な作業を辞める。ザックリこんなもんでしょうか?

けど企業の中で上の様な大胆なテコ入れって企業の経営陣の決裁が必要な場合が殆どで、その決裁ナシでは我々は何も出来ない仕組みになっているのです。

その「決裁と仕組み」を頭の片隅に置いて以下を見てもらえると分かり易いかと。

①「みんなで会社を良くしよう」に代表される全社員で変えていこうみたいな姿勢

②社内戦略など方針は沢山打ち出されるけど、その為の社内整備などは一切ナシ。要は社員任せ。

③給与という見える形で社員に還元しない。

④報告の為の活動、役員会議の為の会議など、やらされ仕事の量が多い

⑤社員の殆どが諦めにも似たモチベーションである

仕組みを変える気がない会社に多いのが、日本の助け合い文化を悪用した「皆で変えていこう」「皆で残業減らしていこう」「皆で出社するのが楽しみな会社にしていこう」に代表される鼻血が出る位超理想的な会社像を掲げ、それに向けて社員全員で変えていこうみたいな雰囲気作りだそうです。

そして、その超理想的な会社像を実現する為には多少の痛みも伴う位の勢いで、業務フローの見直しや人員の配置換えなど社内整備を一切行われずに打ち出される社内戦略や決定方針(-_-;)

単純に、今までの業務にプラスαで新たな業務が乗っかってくるという。もう笑うしかありません(笑)

いわゆる「やりがい搾取」ってヤツですね。

先ほど話した「仕組み」ってヤツですよ。

業務フローの見直しや人員配置換えなんて会社の決裁ナシでは勝手に実行出来ません(笑)

けど、そこには一切触れずに…(-_-;)

これって、変える気が無い会社が見せかけだけを作るという常套手段だそうで(-_-;)。

因みにYouTubeでは、

こういった会社は短期的な目先の利益しか考えない経営者が多い

と解説していました。

例えばサービス残業。

サービス残業が常態化している会社の場合、社員一人当たりの時給は安くすみます。

理由は、同じ給料で長時間働く訳ですから。

経営者目線でいくと、長期的には人が育たないなどデメリットでしかないけど、短期的には安く社員をこき使えるというメリットがあります。

最後の社員のモチベーションなんかは前職でも居ましたが、愚痴の最後に必ず「けどウチは他所に比べれば、まだ生温い方だよ」とお決りのセリフ。

本当にホワイト企業ならまだしも上に書いた様なブラックのオンパレード企業の場合だと、同僚に辞められると辞めた同僚の分の仕事がドカンと降りかかるのが分かっているから出てくるセリフな訳で(-_-;)

正直、社員間でこんな会話が出てくるって事は、もう何年も同じ状況って事ですよ(-_-;)

どうでしょう?

「ウチも同じだわ」と思われる項目が多いのであれば転職の準備に取り掛かった方が良いと思います。

理由は簡単です。

今後も自分への還元が無いから

還元って言っても「給料」であったり「やりがい・達成感」であったり「スキル」であったりと人によって様々だと思いますが、僕の経験だと上の状況の会社だと得られるモノは少ないと思います。

何年も同じ状況が続いている会社は今後も変わらない!!

何千人もいる大企業なら話は別ですが、僕が在籍していた規模位の企業であれば、対応を関係部門に任せているだけで経営者は社内で起こっている事は大体把握しているハズです。

それを踏まえた上で、何年も上で書いている事が繰り返されている会社

経営者として何かを変えるつもりは無い 

と判断しても良いと思います。

そりゃ~50年先100年先は分かりませんよ。

けど、少なくとも僕らが現場で汗水垂らして頑張っている間は何も変わらない!

そう判断して良いと思います。

転職市場にも年齢の壁はあります

希望の仕事にだって直ぐ巡り合う訳では無いですからね。

そういった意味でも早めの判断、早めの転職活動をお勧めします(^▽^)/

 

最後まで御読み頂いて有難う御座いました。_(._.)_

長くなってしまったので一旦休憩です\(^o^)/

あっ!あくまで主観的視点ですからね(笑)

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